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フィルムカメラを使っているお洒落な人だと思われたい年ごろ

永井
Jan 20,2020

タイトルから煩悩があふれ出てしまっていて、すみません。除夜の鐘が足りなかったようです。
プロジェクト推進チームの永井です。あけましておめでとうございます。

いきなりですが、僕は人より「思い出力」が低いと思っています。
そもそも「思い出力」なんていう言葉はこの世に存在しているかどうかも怪しいのですが、とにかく僕は旅の思い出や学生の頃の思い出などが欠落しています。
そのため「あの時のご飯美味しかったよね」と言われても、「10年前の先生のモノマネ」なんてされても一人だけ「???」となってしまうのです。

思い出力の低さ、別に自分の思い出が圧倒的に少ないのは、僕が寂しいだけの話です。
ただ、「君と見たあの映画、また見たいな」なんて言った日には、「えっ、私あなたとその映画見たことないんだけど」なんて時があります。
俗にいうピンチってやつですね。汗だらだらです。
こんな風に思い出力の低さが、予想だにしない意地悪をかましてくる可能性が多々あります。

そんな僕にできることは、思い出を形として残すことです。
そうすれば「あぁ~、あの映画は妹と見たやつだった!笑」と必死に誤魔化す必要もなくなります。
そんなことから昨年、僕は1台のフィルムカメラを買いました。

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男心をくすぐるメタリックなボディと、手に持った時の重厚感。
このカメラの名前は「OLYMPUS TRIP 35」です。

発売は今から約50年前の1968年。
旅行に気軽に持っていけるようにというコンセプトで開発されたこのカメラは、
僕のような初心者にも非常に扱いやすいカメラです。
露出やシャッタースピードは基本的に自動で設定してくれるので、難しい操作は一切なし。

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かと思ったら、ピント合わせはゾーンフォーカス方式というもともと決められた4種類の距離の中からピント位置を選んで撮影する方式。
距離感を判断するのが難しいので、現像してみたら全然ピントが合ってない!なんてこともありますが、
そういった絶妙な使いづらさも愛おしく思えます。

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さらに面白いのは、使うフィルムによっても色の出方や仕上がりに変化があるということ。
安定の富士フィルムさんだけでなく、フィルムカメラの盛り上がりを受けていろいろなメーカーさんが個性的なフィルムを発売しています。

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もともと僕の思い出力の補正になってくれるかなと思って買った「OLYMPUS TRIP 35」ですが、今では立派な僕の日常の相棒になりました。
もちろん、デジタルカメラのように撮った写真をその場で確認することはできないし、フィルム代・現像代・プリント代などのコストもかかります。

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マイナスポイントもありますが、スマホで非常に手軽に写真を残せる今だからこそ、フィルムカメラを使って思い出を大切な一枚として残してみるのはどうでしょうか?
きっとあなたの素敵な思い出が、もっと忘れがたいものになると思います。

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(とか書きましたが、結局タイトルの通りのことくらいしか普段は考えてないですし、何ならこの前また「この映画一緒に見たよね?」という誤爆をしていろいろなものを失いました)

Profile

プロジェクト推進チーム / nagai

静岡生まれ、イギリス育ち。 お茶は紅茶よりも緑茶推し。

Favorite Item:いつも右手の薬指にはめている指輪。 昔、大切な人に貰ったという設定です。

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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