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90年代の傑作アニメ映画『PERFECT BLUE』

中島
Oct 01,2025

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こんにちは、webデザイナーの中島です!
アニメ映画『PERFECT BLUE(パーフェクトブルー)』ってご存じですか?
僕は全く知りませんでしたw
先日、気になっていたスニーカーがゲリラ販売されるんじゃないかと思って、原宿をうろうろしていたんですが(結局スニーカーは販売されませんでした。。)、たまたまatmos URAHARAのお店の前を通った時に、PERFECT BLUEのプリントTシャツがディスプレイされており、その絵が気になって「PERFECT BLUE」のことを調べてみました。

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1998年に公開された今 敏(こん・さとし)監督のデビュー作で、実は海外でめちゃくちゃ評価が高い作品だそうです。
主人公は、アイドルから女優に転身した未麻(みま)。順調に見えた新しい道のはずが、ストーカーや不可解な出来事に巻き込まれていきます。だんだん「何が現実で、何が幻想なのか」がわからなくなっていく描写は、観ているこっちまでゾクッとするほど。
この作品、ダーレン・アロノフスキー監督の『ブラック・スワン』にも影響を与えたと言われていて、映画ファンからも"伝説的なアニメ"として語り継がれています。アニメの枠を超えて、サイコスリラーとして一級品という評価をされています。

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絵はリアル寄りのキャラクターデザインで90年代アニメ特有の、目が大きすぎない落ち着いた造形で、実写に近いリアリティを感じます、ポップさよりも影や陰影を大切にしていて、都会の孤独や緊張感が表現されていて、映画では構図とカメラワークがとてもカッコ良く「絵」というより「映画のワンシーン」として記憶に残るカットが多かったです。

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ちょっと大人向けの作品ですが、「90年代にこんなアニメ映画があったんだ!」と驚くはず。気になった方はぜひチェックしてみてください。
映画の限定公開は終わりましたがAmazonのWOWOWプラスで見れます!
https://www.amazon.co.jp/PERFECT-BLUE-%E4%BB%8A-%E6%95%8F/dp/B0CVCXBML3
※やや過激な表現がありますので、その点だけご注意ください


90年代から2000年代のアニメって心理描写やアイデンティティ探しがテーマのやつが多かったなぁ、、、とPERFECT BLUEを見て思い返していました。
ジャンルは違いますが『新世紀エヴァンゲリオン』(1995)は、ロボットアニメの皮をかぶりつつ、実は「自分とは何か?」という心の問題を描いていたり、『Serial Experiments Lain』(1998)はネットと意識をテーマにしたりと、現実と非現実の境界を探る作品が目立ちました。
2000年代に入ると『涼宮ハルヒの憂鬱』(2006)のように、「日常の中にSF的要素が混じる」作品がブームになったり、その後の爆発的な日本のアニメ人気につながっていくような作品が多数ありますね。


映画見た後に、Tシャツ買わなきゃ!!、、、と思ったのですが、期間限定の受注生産だったらしく、買えませんでした。。。
あの時買っておけば、、、と後悔しかありません。。。
やはり気になった時にすぐ買わないと手に入りませんね、、、多分メルカリとかで探すと思います、、、スニーカーと一緒ですねw

Profile

第1クリエイティブ(WEB) / nakashima

福岡出身。今更ですがスニーカーが気になります。

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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