東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。
変容するクリエイティブに挑む志
Oct 26,2026
今年10月、digは創業からちょうど30年を迎えた。
ここまで言い尽くせぬほどたくさんのことがあったが、それはまた別の機会に振り返ることとしよう。
それよりも、我々が今考えるべきは過去ではなく、日々変容していくクリエイティブの概念に真剣に向き合い、これから何をすべきかを考え、思考を重ねながら試行していくことだと強く感じている。
私たちの前には、今までのやり方では通用しないクリエイティブの壁ができている。
目の前に壁ができているというより、多くの制作事務所は、いつの間にか周りを壁に囲まれ、その壁が徐々に狭まって来る状況に置かれつつあると感じている。
それを打ち砕き、越えていくために、その先の新しいクリエイティブのカタチに挑むために、私たちは本気で考えなければならない。
松本から、今年の正月に以下のことをみんなに伝えた。
そして20年ぶりに、企業理念の再定義のプロジェクトに着手したのだった。
自分でデザインした25年前の会社のNEW YEAR CARD
時代は変わりつつある。
人材の不足、DX推進、業務効率化、AIの台頭、ここ3年でビジネスは大きく変化した。
メーカーやサービス業、以前多くの企業は、クリエイティブに関わる業務を外部の制作会社にアウトソースしていたが、現在ではそのほとんどが、社内にクリエイティブの部門を持つようになった。
UXデザイナー、クリエーターという肩書が書かれた名刺を持つ社員が企業内に増えている。
彼らはデザインの専門教育を受けているわけではない。
誰もが特殊技能だと思っていたクリエイティブスキルは、社会の中で誰もが持つべき一般スキルになりつつある。
クリエイティブで時代の先頭を走る制作会社、ブランディング企業も、美大卒のスタッフで構成されてはいない。
それは、狭い分野で職人技を追求するだけではなく、ジェネラルな視点とクリエイティブ領域のナレッジの掛け合わせにより、社会の課題を解決することができる人材を企業は求めていることを示す一例だろう。
いわば「カタチのデザイン」ではなく、「思考のデザイン」が求められている。
別の表現をすれば、「思考のデザイン」こそが「価値のデザイン」につながることを示す。
「カタチ」ではなく、「カチ」のデザインに向かうことが求められていると言えるだろう。
現在、デザイン思考とテクノロジーを組み合わせてイノベーションを起こそう、という考えが社会のスタンダードとなりつつある。
そのような状況の中で、クリエイティブを本業としてきた会社はどうあるべきかを本気で考えなければならない。
クラウドワークスに依頼すれば、数万で複数の企業ロゴを作ってくれるし、業務委託の人にスポットとして時間で依頼することもできる。
費用をかけずにAIに作らせることも可能だろう。
しかし今後、明らかに「カタチのデザイン」だけの仕事は淘汰されると思う。
1つのロゴをクラウドワークスに頼むことと、制作会社に依頼することは、何が異なるのか?
AIで無料で作れる時代に、人が関与することの価値は?
そのバリューが、クリエーターであるあなたにありますか?ということを本気で考えなければならない。
それはプロフェッショナルスキルとは何か?ということの問いでもある。
言い換えれば、「思考のデザイン」のプロセスがなく、「カタチのデザイン」だけならば、AIの登場によって、その対価はゼロ円になったことを意味している。
2026年、変容していくクリエイティブを再定義する必要がある。
クリエイティブとは何なのか?
ほとんどの企業がクリエイティブ部門を持つ中で、クリエイティブ専業の会社は何をすべきなのか?
私たちは再度それを捉え直さなければならない。
我々は何をすべきなのか
クリエイティブの仕事とは、課題を「定義」して「解決」する業務だと自分は思っている。
重要なことは、課題を「解決」する手前にある課題の「定義」にあると考えている。
言われたことを形にする会社にバリューはない。
多くの企業にいるデザイナーの名刺を持ったビジネスパーソンが解決できない課題
それを自分たちで再定義し、本質を捉え、クリエイティブの力により解決するのが私たちの存在価値ではないだろうか
それを実現するために私たちには何が必要なのか?
変わっていく時代の中で、もう1度私たちは何のために存在していて、
何のためにこの仕事をしているのか?を自問すべきだと思う。
その自問の先にある答えは、クリエイティブを学ぼうとするビジネスパーソンを超えたところに我々の存在意義がなければならない。
我々には思考を深める訓練が必須だ。
クリエイティブのアウトプットまでの道のりに、迷うことのない強い信念を持とう。
「お前ら、自分が好きなことで結果を出せるのか?」ということを社会から突き付けられている。
その答えを出すのは私たち自身だ
2026年1月
人材の不足、DX推進、業務効率化、AIの台頭、ここ3年でビジネスは大きく変化した。
メーカーやサービス業、以前多くの企業は、クリエイティブに関わる業務を外部の制作会社にアウトソースしていたが、現在ではそのほとんどが、社内にクリエイティブの部門を持つようになった。
UXデザイナー、クリエーターという肩書が書かれた名刺を持つ社員が企業内に増えている。
彼らはデザインの専門教育を受けているわけではない。
誰もが特殊技能だと思っていたクリエイティブスキルは、社会の中で誰もが持つべき一般スキルになりつつある。
クリエイティブで時代の先頭を走る制作会社、ブランディング企業も、美大卒のスタッフで構成されてはいない。
それは、狭い分野で職人技を追求するだけではなく、ジェネラルな視点とクリエイティブ領域のナレッジの掛け合わせにより、社会の課題を解決することができる人材を企業は求めていることを示す一例だろう。
いわば「カタチのデザイン」ではなく、「思考のデザイン」が求められている。
別の表現をすれば、「思考のデザイン」こそが「価値のデザイン」につながることを示す。
「カタチ」ではなく、「カチ」のデザインに向かうことが求められていると言えるだろう。
現在、デザイン思考とテクノロジーを組み合わせてイノベーションを起こそう、という考えが社会のスタンダードとなりつつある。
そのような状況の中で、クリエイティブを本業としてきた会社はどうあるべきかを本気で考えなければならない。
クラウドワークスに依頼すれば、数万で複数の企業ロゴを作ってくれるし、業務委託の人にスポットとして時間で依頼することもできる。
費用をかけずにAIに作らせることも可能だろう。
しかし今後、明らかに「カタチのデザイン」だけの仕事は淘汰されると思う。
1つのロゴをクラウドワークスに頼むことと、制作会社に依頼することは、何が異なるのか?
AIで無料で作れる時代に、人が関与することの価値は?
そのバリューが、クリエーターであるあなたにありますか?ということを本気で考えなければならない。
それはプロフェッショナルスキルとは何か?ということの問いでもある。
言い換えれば、「思考のデザイン」のプロセスがなく、「カタチのデザイン」だけならば、AIの登場によって、その対価はゼロ円になったことを意味している。
2026年、変容していくクリエイティブを再定義する必要がある。
クリエイティブとは何なのか?
ほとんどの企業がクリエイティブ部門を持つ中で、クリエイティブ専業の会社は何をすべきなのか?
私たちは再度それを捉え直さなければならない。
我々は何をすべきなのか
クリエイティブの仕事とは、課題を「定義」して「解決」する業務だと自分は思っている。
重要なことは、課題を「解決」する手前にある課題の「定義」にあると考えている。
言われたことを形にする会社にバリューはない。
多くの企業にいるデザイナーの名刺を持ったビジネスパーソンが解決できない課題
それを自分たちで再定義し、本質を捉え、クリエイティブの力により解決するのが私たちの存在価値ではないだろうか
それを実現するために私たちには何が必要なのか?
変わっていく時代の中で、もう1度私たちは何のために存在していて、
何のためにこの仕事をしているのか?を自問すべきだと思う。
その自問の先にある答えは、クリエイティブを学ぼうとするビジネスパーソンを超えたところに我々の存在意義がなければならない。
我々には思考を深める訓練が必須だ。
クリエイティブのアウトプットまでの道のりに、迷うことのない強い信念を持とう。
「お前ら、自分が好きなことで結果を出せるのか?」ということを社会から突き付けられている。
その答えを出すのは私たち自身だ
2026年1月





