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素晴らしい手仕事 開化堂の茶筒

ライフスタイル
Aug 03,2017

茶筒の紹介です。

京都にある開花堂は明治8年の創業で、日本で一番古い歴史を持つ手作り茶筒の老舗。

知ってる人も多いでしょう。

最近、京都でカフェもスタートさせました。

茶筒なんて、あまり買う機会ないかもしれませんが。
この茶筒、銅製で、買った時はピッカピカでした。
使って10年目くらいですが、毎日使っていくうちに味のある色に、手触りもまろやかに変化してきています。
こういうの、欧米だとエイジングっていうんでしょうね。
光沢と色の変化が楽しめます。
こちら新品の状態です。
買って10年でこのくらいになります。
フタはピタッと閉まります。手仕事の素晴らしさ!
創業当初の製法を守りながら、130もの工程を経て現在でも1つ1つ手作りで作られているそうです。
手作りじゃないとこの精度は無理でしょうね。
フタを途中まで閉めて、手を放すとフタの重みでスーッと勝手に閉まります。
開花堂の名前は、明治の文明開化から取られているそうです。
会社が創業された明治8年は文明開化の年、歴史を感じると同時に、ネーミングから当時の気概が感じられますね。
当時いち早く工業化を取り入れ、世界をリードしていた英国から輸入したブリキを使って作るプロダクトは、まさしく文明を代表する商品だったのでしょう。
京都で作られているっていうのも、お茶、京都、老舗という3拍子揃った完璧なブランディングです。
こういう茶筒を使っているとなんだか豊かな気持ちになりますね。
気のせいがお茶もおいしく感じますよ
自宅で使っている銅製以外にも、真鍮とブリキ製があります。
オフィスではブリキ製を使っています。
ただの茶筒、されど茶筒。
こうした日本の素晴らしい手仕事はずっと残さねばなりませんね。
だから皆さん、買いましょう笑

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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