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チャックテイラーに続き、アディクトのジャック・パーセル

ファッション
May 14,2019

女子の間でコンバースが大流行しているように、男子の間ではアイビーが流行しております。

(ホントは女子ほど全体的に流行ってるというより、一部のマニアだけですが・・・)

アイビーって、60年代のアメリカのアイビーリーガース(大学生)の格好のことですよ。

今の状況をざっくり言うと、80年代のアイビーに続く、90年代のアメカジのリバイバルです。

古くはSTAR WARSの前にルーカスが撮ったアメイリカン・グラフティ、そしてアニマルハウスのジョン・ベルーシの格好ですね。

このスニーカーを履くのは何年ぶりだろう。
アメカジの記憶、、、それはやっぱり渋谷109の裏にあったシップス、バックドロップ、そしてラブラドールリトリバー、女子ならルイセットあたりでしょうか。
原宿キャシディーには行きませんでした。
正確にいうと、90年代アタマはフレンチにかぶれてたので、自分がアイビーを勉強したのは80年代までです。
90年代はアメカジが流行ってましたが、同時にTシャツにムートンの革のジャケット(映画トップガンでトム・クルーズが着用!)を着たチーマーの時代でもあり、渋谷センター街~道玄坂はカツアゲで危険なエリアと化していました。
オヤジ狩りと言って、渋谷を歩くサラリーマンが複数のチーマーに囲まれて、金銭を巻き上げられることが社会問題になっていました。
恐ろしい街ですね。汗
トレンドカラーを使ったボックス
そんな犯罪が多発する恐ろしい街で、アメカジが大流行していたわけですが、自分はアメカジ世代ではないので、アメリカンカルチャーの学習は主に80年代までです。
アイビーまたはプレッピーを志すなら、履くスニーカーもオールスターかジャック・パーセル、プロケッズ、トップサイダ-のいずれかでした。
先日15年履いてきたコンバースのオールスターが古くなったので、チャックテイラーに乗り換えたことを記事にしましたが、それに続いてノリで今度はジャック・パーセルを買ってしまいました。
ジャック・パーセルを履いていたのは、オールスターを履いてた同じ時期、10代後半です。
こうして考えると、今流行っているものってドクターマーチンにしても、スタンスミスにしても、コンバースにしても、自分が20代前半までに通ってきたものばかりですね。
トリトンやKスイスは来ないのかな?(自分は履いてないけど)
パッケージの色が統一されてて気持ちよいです。
同梱のカードに商品の特徴が記述されてます
さてこのジャック・パーセルは、また例のごとく、こだわりのアディクトなのです。
US企画のチャックテイラーと違って、アディクトはコンバースジャパンが企画する商品。
1ヵ月に1モデルだけ限定で発売するので、希少性が高い商品です。
日本限定なので、海外から来日した人が買いまくる対象商品ですね。
そういう人はほとんどがプロのバイヤーですが、そういう人のことを”転バイヤー”と呼ぶのだと伊勢丹の人から聞きましたw
フロアのリモデルが終わった伊勢丹にもたくさん”転バイヤー”が訪れ、商品を根こそぎごっそり買っていくらしいです。
特にネイバーフット、ビズビムのコラボ商品は、プロパー価格にマージン乗せて売っても、本国では(日本国内でも!)飛ぶように売れるらしいですよ。

アディクトも”転バイヤー”のターゲットらしいです。
ジャック・パーセルのアディクトの仕様はUS企画のチャックテイラーと同様、ジャック・パーセルが発売された1970年代の仕様を復刻しています。

・ヒールラベルが凸凹
・靴ひもがコットン100%
・CT70と同じでアッパーに補強布とステッチ
・靴底がビブラムソール
・取り外し可能なフカフカの中敷き
CT70と同様、補強の当て布ステッチがあります
踵についている立体的なロゴ
着脱可能なフカフカの中敷き
履き心地はチャックテイラーと同様、以前のジャック・パーセルと比べると、かなり履きやすいです。
昔のことなんであんまり覚えてないですが、当時は中敷きも硬くて、こんなに柔らかい履き心地ではなかったように記憶しています。
中敷き以外に70年代にない仕様は、底がビブラムソールってとこでしょうか
チャックテイラーはビブラムソールではないので、減りも早いそうですが、それより減らないと聞きます。
まだ履き始めなのでわからないですが。
減りの少ないビブラムソール
当時はジャック・パーセルにチノパンを履いて、ボタンダウンに古着のブレザーを着てました。
でも、さすがに今はその格好はできないですね。
アイビーは好きだけど、どストレートのトラッド、たとえば金ボタンの紺ブレに白のボタンダウン、レジメンタルのネクタイという、典型的な教科書的トラッドの着こなしは今さらできないなぁ。
サイズ感をズラして、ハズしならできるかもですが。
でもブルックスブラザース、ラルフローレン、Jプレスの店などを今までよりも覗くようになりました。
BEAMSプラスとか。
見てるうちにいつか、どストレートのトラッドにも踏み込んでしまうかもですね・・・汗

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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