談話室松本をリニューアルしました。
これまでの談話室松本はこちらからチェックできます

  1. top
  2. 仕事
  3. 東京イチ幸せなお店、ピッコログランデ20周年

東京イチ幸せなお店、ピッコログランデ20周年

仕事
Nov 01,2017

以前このブログで、東京で一番シアワセな洋服屋ということで何度か紹介しているお店。

それが広尾にあるセレクトショップ、ピッコログランデです。

オーナーの加藤夫妻と会ってからもう10年以上が経ちました。

そのピッコログランデが今年でオープンから20年を迎えています。

こちらピッコログランデのお店正面です。
加藤夫妻と最初会った時は、お客さんと販売員という関係でした。
プライベートで一緒にご飯を食べたりしているうちに仲良くなり、それから長い付き合いに。
通常、モノを売っているシーンでこんなことってあんまりないのじゃないですかね。
もし気が合ったなら、接客のラインを超えて、プライベートでも親しくしてもいいと思うのですが、日本だとなかなかそういうケースはないような気がします。
まず油性ペン1本で描きます。
水彩で色をつけるとこんな感じ。
今回はあんまり描き込まずラフに仕上げました。
そもそも洋服って必需品ではないですし、どうしても欲しいモノ以外、よく知っている販売員に勧められるから、じゃ買いましょうかっていう流れになることが多いと思います。
知ってる人がいない店ではもう買いたくないというか。
新規開拓するパワーはもう使いたくないというか。
そこまでして欲しいものもないというか。
だからお店に知っている人がいる/いないの差は、相当に大きいと思います。
個人的には、消費に直結する重要な理由ですね。
そして、その顔見知りの販売員の人は、会話のセンスでも、冗談でも(大事!)、趣味でも、知識でも、何でもいいんですが、どこかで共感できる部分がないと、なかなか気軽に提案に乗ってじゃ買いましょうかとはならない。
人柄以外の面でも、プロフェッショナルであることは重要です。
ピッコログランデとこうして20年も関係を続けて来られた理由は、彼らが他の洋服屋のようにガツガツしていなくて、服を買いに店に行くというより、会話の時間を楽しみに行くというトーンが常にそこにあったからだと思います。
お店に来る他のお客さんもたぶん同じ気持ちなんじゃないのかな。
だから他のお客さんとも仲良くなって、彼らとも一緒にご飯を定期的に食べに行ったりしています。
そんな洋服屋って東京で他にあります??
他の客と一緒にご飯に行く店なんて。
カフェやレストランの常連じゃないですよ、洋服屋です。
それは、洋服を提供する側とお金を払う側、そこだけでつながっているわけではないということの証だと思います。
サイトに使うアイコンとしてその他の絵も描きました。
さて、その東京で一番シアワセな洋服屋、ピッコログランデが20周年を迎えています。
この機会に、うちの会社でブランドサイトを作らせていただきました。
1ページだけですが、イラストをメインにピッコロらしい暖かいトーン、かつ装飾を省いてシンプルに仕上げています。
イラストをWebサイトのメインイメージに使っています。
このイラスト・・・・・
彼らのリクエストで、松本画伯が描いているのです。
以前も描いたことがありましたね。
前回はかなり細かく描きましたが、今回は細かく描かずに正面からさらっと描きました。
お店の絵ってなかなか難しいのです。
前回の記事はこちら↓
http://blog.10-1000.jp/cat36/001056.html
前回の絵は結構描き込みました。
こちらおまけで描いた加藤夫妻。
それだけじゃなく、おまけで加藤夫妻の似顔絵も描きました 笑
似てるかな。

そしてピッコログランデでは今、20周年限定の商品が販売されています。
ナポリのシャツ職人サルバトーレ・ピッコロに作ってもらったピッコログランデ限定のオリジナルシャツ。
バンドカラーで全部クルミボタン、ターンナップカフ、pg20の刺繍入り!
ありそうで、こんなシャツなかなかないですね。
そしてこれまたサルバトーレ・ピッコロの「サルバトーレ・ピッコロ・グランデ」名義のシャレの効いたオリジナルスカーフ。
あとはネクタイなんかもあるみたいです。
僕もシャツとスカーフは買わせていただきました。
まだ売り切れていなければ、お店にあると思います。
20周年オリジナル商品、シャツとスカーフ。
10月のアタマにはお店でパーティが開かれました。
常連で元プレイボーイ編集長の島地さん、当日手料理を振舞っていたアキさん(清原選手の元奥さんって紹介の仕方は良くないと思うのですけど、それしか思いつかず・・・・スミマセン)、賑やかなイタリア人チーム、仲の良いお客さんたち、たくさんの人が来ていて大盛況でした。

これから30周年に向けて、いつまでも東京で一番シアワセな洋服屋として頑張って続けて欲しい。
ずっとそのままでとは言いませんから、これからも益々発展していってもらいたいです。
皆さんも近くに行く機会があったら、1度広尾にある小さなお店を覗きに行ってみてください。

SHARE THIS STORY

Recent Entry

松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
    青山ブックセンター