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ヘアブラシなんて何でもいい、、ってことはない

ライフスタイル
Dec 25,2017

たかがヘアブラシ、されどヘアブラシ。

一見普通に見えるこのヘアブラシ、タダモノではありません。

MADE IN ENGLANDです。

創業から150年の今でも愛され続けるブラシ
メイソンピアソン社の創業は1862年。 初代メイソン・ピアソン氏がロンドンに高級ブラシ工房を設立したのがはじまりです。
研究の結果、ピアソン氏が辿り着いた結論は「ブラシは猪毛に限る」だそうで、今でも北インド産の高級猪毛(黒毛)と独自の中空構造のクッション性パッドを採用した最高級のヘアブラシを創り続けています。
「最高の素材を使い、熟練した職人が一つ一つ手作りで最高級のブラシを作り上げる」という創立者ピアソン氏の意志は、創業から150年経った今でも守られ、一貫して1つ1つ職人が手作りで最高級のブラシを作り続けているのです。
ターンブルアッサーはシャツのロールスロイスと呼ばれていますが、このメイソンピアソンは「ブラシ界のロールスロイス」と呼ばれ、そのこだわりと希少性は、世界のトップヘアスタイリストや女優たちに評価されているそうな。
ヘアメイクやスタイリストはみんなこのブラシのことを知っているってことかな?
今度聞いてみよう。
ロゴはかなりクラシック
パッケージもまったく今っぽくないのが逆にいいです
持ち手にあるブランド表記も統一されてます
ブラシには一貫して北インド産の猪毛(黒毛)を100%使用しているらしいのですが、プレスリリースを見てみると、、
猪毛ブラシは、豚毛ブラシと比べて毛質が非常に硬いため、髪をとかしたときのブラシの櫛通りが違います。
しかも猪毛には適度な水分と油分が含まれているので、キューティクルの大敵である静電気も起こりにくくなります。 ブラシの耐久性の高さは、使っていくうちに更に猪毛に油分が馴染み、より髪に優しく変化していくのが特徴
ということです。
とにかく長年の研究により、最高級の素材と技術によって作り出されている商品なのです。

植毛部のクッションパッドにより、硬い猪毛も頭皮を傷つけることなく、適度なタッチでマッサージすることが可能になり、 地肌の血行を良くして艶やかな髪を育てる、とプレスリリースは続きます。
使い心地よりもたくさんのウンチクがあって、使う前に若干おなか一杯ですがw
それだけ研究を重ねて生み出したということなのだと思います。
古き良き大英帝国のクラシックパッケージがイカしてます
そしてイギリスの不思議なサイズ感・・・・
サイズは4種類、Large、Medium、Handy、Pocket(他に柄の無いMilitaryもあり)
22.9cmがラージ、22.6cmがミディアムみたいですけど、3ミリしか違わないサイズって???
毛質は硬質猪毛100%、猪毛+ナイロン毛、猪毛100%、軟質猪毛100%の4種類。
お値段は、硬質猪毛100%のラージサイズが23,100円!!!!!!!!
高すぎない?
2万を越すブラシってどんなん??
自分はラインナップの中で一番小さいポケットサイズを買ってみました。
ポケットサイズって言っても、17.2×5.1cmもあって十分大きいです。
通常サイズくらいの感覚。
大きさが3ミリしか違わないのに呼び名を変えたり、ポケットって言ってるけど別にポケットに入るほど小さくないし、イギリス人のサイズ感覚って、なんだか日本人とずいぶん違わない?

イノシシの毛と豚の毛の違いも経験がないので自分にはよくわかりませんが、豚に比べるとイノシシの方が硬いそうです。
子供から大人まで、標準的に使える「最初の1本」は、オールマイティタイプの猪毛100%ということらしいので、デビューはイノシシの毛を選んでみました。
猪毛100%のポケットサイズ。
早速使ってみると・・・
これがあーた、使いやすいのなんの、、、って書きたいとこですが、家族に取られてほとんど使ってません。。。
思えば、毎日ブラッシングなんて、ここ10年以上してないかも・・・・
ま、する必要も日に日になくなっているのですが。。。。汗
でもたまに使ってみると気持ちいいです。
経験がないので、他のブラシとの使用感の比較はできないけど、髪をとかす度に適度な刺激とマッサージ感があって、地肌の血行もよくなる気がします。
長く続いているものには理由があります。
150年前と違って、現代にはケミカルの代用素材がありそうですが、黒毛イノシシに代わるものはないのかもしれません。
名品と呼ばれるものには必ず理由がありますが、ピアソン氏の深い研究結果と手作りの技術は150年経った今でも代替えが不可能なオンリーワンの存在なのですね。
たかがブラシ、どこのブランドでもいーじゃん、と思うなかれ。
大人の紳士淑女の皆様、身だしなみにこの1本
素晴らしいクオリティ、一家に1ついかがでしょうか?

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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