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2025 BEST BUY 01

ライフスタイル
Jan 07,2026

年末年始にインスタを眺めていたら、興味深い投稿をいくつか見つけました。

投稿にはある共通点があって、それが自分の好きな傾向なのか、人に共通するツボなのかわかりませんが、ついつい見てしまう内容。

それは、2025年のベストランキング的なものです。

一般的な投票ではなくて、あくまで「自分」が買ったり、行ったり、「体験」したものに対して投稿者個人が勝手に順位をつけて発表している。

ジェネラルなマーケティング視点ではなくて、そこには人それぞれの個性があって、しかも実際に「体験」していることなので面白い、興味深いと感じるんだと思います。

自分ではない、知らない人が何に惹かれるのかを知ることって面白いですよね。

これは雑誌のGINZAなどでよくやっている特集ですが、ついつい見てしまいます。

うちでもスタッフに「一番好きなホラー映画」とか「私のお気に入りコレクション」とか、共通するテーマを決めて、みんなで会社のスタッフログに投稿してもらったこともあります。

というわけで、見たインスタに影響受けて(笑)今回は自分が買って良かったものを年間ランキングで勝手に紹介したいと思います。

180年の職人の技が冴える岩手発、及源の急須
下から行きましょう。
まず10位から。
及源(オイゲン)の鉄急須 まろみアラレ0.35Lです。
いままでずーっと瀬戸物の急須を使ってたんですが、デメリットも結構あって、その一番は割れやすいこと。
欠けるとかヒビも含めて、経験上急須が割れる確率は結構高い。
その原因は、そもそも洗いにくい、持ちにくい特殊な形状というのが大きいかも。
湯呑と合わせて購入したりすると、揃わなくなるというデメリットもある。
そこで鉄製に変えてみたら、これがとても良いんです。
まず割れない、瀬戸物と比べて保温時間が長い、お湯の熱い状態が長く続くのはとてもいいです。
デメリットは重い、木製のお盆に乗せっぱなしにしておくとお盆に黒い染みができる。
でもプラスの方が大きいですね。
及源(オイゲン)は、1852年に岩手で創業、5代続く南部鉄器の老舗。
真摯なものづくりが素晴らしい。
CAHLUMNの雑誌は、まるでポパイ。書店では売ってません。
9位は、CAHLUMN(カウラム)。
マガジンハウスが出版する雑誌ポパイでファッションスタイリストを手掛けた長谷川昭夫さんがポパイ以後に主宰する服と雑誌のブランド。
今はユニクロのフリーペーパー「LIFE WEAR」を手掛けている、元編集長の木下さんとポパイの発行部数をそれまでの倍以上にした最盛期(正確には再盛期)の立役者のメンバーです。
そんなバックボーンも知りつつ、去年お茶の水にできた初の路面店にもオープンしてすぐに行ってみたり、雑誌も買ってみたり、カウラムの服も購入してみたり。
自分の中にずっとあったのに、時代が変わって今では忘れかけていた、カルチャーとファッションの関係を再確認させてくれたブランドです。
自分はカウラムをファッションではなく、カルチャーや現象として見ていて、どちらかというと雑誌起点のこのビジネスが、どこまで継続可能なのか、その可能性にすごく興味があります。
頑張って欲しいです。
女子のトラッドの格好ってすごく可愛い。左がCAHLUMNの店舗。
8位はNON FICTION
古くは少女時代など10年以上前からありましたが、ここ3年で急激にKPOPと韓国コスメが日本を席巻している印象があります。
韓国旅行のお土産の定番だった韓国コスメも今や日本で普通に購入できるし、店舗もカフェも出現しました
最初はNEW JEANSと一緒にやってきたTAMBARINES、その次くらいにNON FICTION。
青山にTAMBARINESの店舗がオープンした時に、長蛇の列ができたのは記憶に新しいところ。
でもピークを過ぎて、今はTAMBARINESより、NON FICTIONの方が定着した感がありますね。
どちらも使ったことがありますが、かつてない体験、実際良い香りです。
自宅ではBody WashとBody Lotionを使っております。
今までGENTLE NIGHTの香りを愛用してましたが、最近出たBEIGEがとても良い香りなので、今年からはそちらに変更です。
NON FICTIONの新シリーズBEIGEの2本。
自宅のお風呂に置いたGENTLE NIGHT。置くだけで映えます。
7位は、天童木工のS0507 ブックチェア。
天童木工と言えば、柳宗理がデザインしたバタフライスツールが最も有名ですね。
その名前を知らない人でも、きっと見たら「あ、これね」と多くの人が言うでしょう。
1956年の発売からべストロングセラーで、NY近代美術館やルーブル美術館のパーマネントコレクションにもなっている名作。
その発売より2年前、1954年に完成したこの椅子は、神奈川県立図書館の閲覧用の椅子として設計され、その後既製品として一般販売を開始しました。
こちらもグッドデザイン賞を受賞しています。
しかし家にあるこの椅子は、インラインでは販売されていない色。
天童木工に就職したリンタロから、会社で試作品を販売するという話を聞き、購入しました。
ロングセラーの証としての軽さと座りやすさが特徴。
名前もブックチェア、図書館の椅子だけあって、とても座りやすく、クッションがなくても長時間ずっと座っていられます。
現行品の木の色より、自分は売られていないこのカラーの方が気に入ってます。
うちでは、B&Bのテーブルと組み合わせて使ってますw
6位はCDプレーヤー km5
これは正確に言うと、自分で購入したものではありません。
前述のリンタロが、誕生日にプレゼントしてくれました。
優しいリンタロ。
しかし、これが今までのCDプレーヤーという概念を覆す機能とデザインにオドロキが。
パッケージは、iPhoneのパッケージのように、カッチカチに角が立った堅い箱に入っています。
紙の中にマグネットが入っているので、フタの開閉は気持ちがいい。
フタを開けると中身はスポンジの積層構造になっており、そこに本体とパーツが収納されている。
この機構がbluetoothのヘッドフォン、CDプレーヤーどちらにも適用されていて、相当このパッケージの構造デザインに時間を使ったであろうことがビッシビシ伝わってきます。
またアノニマスなデザインで、決してブランドを強調するようなことはしていない。
プロダクトもそうですが、グラフィックデザインも含めて、ディーターラムス的な要素を感じさせます。かなりのこだわり。
前面がクリアで、CDの盤面が見える仕様になっているのは、往年のBANG&OLFSENのよう。
透明のアクリル部分には、CDのスリーブを差し込めるようにもなっています。
本体は充電してどこへでも手軽に持ち運べます。
使ってみて自分が一番驚いたのは、CDをプレーヤー本体にセットしてプレイを選択すると、他のプレーヤーと同じように、盤が回転して音が鳴り出すのですが、少しだけ回ったら回転は止まってしまう。
でも音はそのまま鳴り続けるという、、、、これにマジで驚きました。
CDが回ってないのに、なぜずっと音だけが出てるの?と。
だから敢えて前面はクリアで、CDの盤面を見せる仕様にしているのだということに、そこで気づかされるのです。
SONYでサウンドデザイナーを務めている友人に聞いたところ、それは従前からあった技術だけどアイデアですねーと。
デザイン、技術、仕様、アイデア、そしてパッケージデザイン、すべてにヒネりが効いていて唸らせます。
しかし、このサブスクの時代に、敢えてCDプレーヤーを作る意味を考えたらそうですよね。
いやぁ、どこかレトロフューチャーを感じさせつつも、色々な意味で新しい体験ができました。
まずパッケージデザインがシャレてます。
マグネットのフタを開けると、スポンジの型に入った製品。
とことんまで削ぎ落とされたデザインはLess,But better。
25年に購入した優れモノ、10位から6位まで紹介しました。
前半は以上です。
どれも様々な新しい体験を与えてくれた製品たち。
今まで何でもたくさん経験してきたようでいて、まだまだ驚くことがたくさんあるんですよねぇ。
後半は5位から1位までを紹介します。

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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