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ゴミ箱ってなぜ良いデザインがないのだろう?

インテリア
Mar 03,2020

皆さん、自宅でごみ箱はどんなものを使ってますか?

納得のいくデザインのゴミ箱って、本当にないんですよね。

この話5年くらい前にもこのブログに書いたけど、5年って短いようで結構な時間なのに、市場はほとんど変わってない。

マジでないです。

つかアーカイブ調べたら、ブログを10年続けている自分にもビックリしました・・・w

最近買い替えたゴミ箱
この間まで自宅では、「ブナコダストボックス Twist」というゴミ箱を使ってました。
2009年のグッドデザイン賞を受賞した商品です。
作っているのは青森の会社で、洞爺湖サミットで各国首脳へのお土産品の選定を受けた高い技術を持つ会社。
青森で取れるブナ材を薄く削って、Twist=ねじって仕上げたMADE IN JAPANの商品です。
軽くて扱いやすくて、素敵なデザイン。
リビングにはぴったり。
気に入ってたんですよねー
http://blog.10-1000.jp/cat30/001218.html

でも弱点があって、薄く削られたブナは軽くて繊細なゆえに、衝撃で壊れやすく、何度もゴミを入れ替えているうちに、3年くらいで壊れてしまいました。
木が割れて中のゴミが外へ出てしまうという事態に。
2つ買ったんですが、2つとも同じ状態になり、それでもガムテープを貼って使い続けてましたw
SとMのサイズをそれぞれ1つずつ買いました。
ただ自宅に来客があった際に、ガムテープを貼ったゴミ箱を(しかも2つとも)使ってるのは、さすがに貧乏臭く、、、笑 
でもガムテープ以後もかなり使ってましたけど。
そろそろ、他のゴミ箱を探さなきゃなぁと。
でも、、、、イカしたデザインってないですね。
5年前もそう思って探したけど見つからず、状況はほとんど変わってない。
オフィス用ではない用途で、デザイン性のあるゴミ箱のニーズってないのかなぁ。
ネンドでも誰でもいいから、もっとデザインされた商品を市場に送り出して、消費者の選択肢を増やして欲しいものです。
フタの部分がスウィングして開閉します
今回購入したのは、MOHEIMの「SWING BIN」。
2016年にグッドデザイン賞を受賞した商品です。
作っているのは福井県の会社で、ブナコ同様こちらもMADE IN JAPAN。
斜めにカットされた円錐の上に、木材のフタが乗っているというミニマルなデザインで、余計な装飾はまったくない潔い形状です。
フタは固定されているわけではないので、手で持って外せるし、小さなゴミを入れる時は触れる程度の力で押せば、名前の通りスウィングして開閉する仕組みになってます。
内側には透明なプラスチックシートが付いていて、ビニールの袋を内側にセットできる。
ビニールのセットなしで、そのままでももちろん使えます。
うちでは部屋のインテリアに合わせて、色はグレーを選びましたが、色によってフタの木材の色も選べます。(ウォルナットもあります)
本体は艶消し塗装なので、インテリアを邪魔しない、モダンな佇まい。
フタが開閉するので、置いた状態で中のゴミが見えないっていうのがポイントですかね。
白やグレーの明るい空間に合うと思います
ということで、もしゴミ箱を探していたら、検討の候補に加えてみてください。
探しても、ホントにいいデザインのゴミ箱ってないですからねぇ。
ゴミ箱って生活の中で毎日使う、そして毎週触る、日々もっとも使う欠かせない商品なのに、なぜなんだろう。
今回も痛感しました。

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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