東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。
「らしさの設計」ロゴは入口に過ぎない
Apr 14,2026
この本は、ブランディングの教科書でもなければ、ビジネスに効くデザインの処方箋でもありません。
僕がデザイン業で普段から行っていることを言語化し、棚卸ししたものです
という書き出しから始まる書籍です。
池尻のOFSで開かれている展示から
木住野さんは、デザインに関連する職に従事している人ならもちろん、そして以前この談話室でも不二家のリブランディング、また新宿にある北村写真機店のサインの仕事で紹介したので、それを読んでくれた方はご存知かと思います。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2025/06/1-6.html
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2025/07/4-1.html
小田急線の登戸駅のドラえもんも。
田中一光のところで修行した廣村さんの事務所に11年間勤務して独立、師匠と同じくサインの仕事を皮切りにブランド領域までフィールドを拡げています。
僕が最初に木住野さんを知ったのは、銭湯のサイン、そして新宿のNEWoMANがオープンした時に実際に館内サインを見て、自分で調べたのがきっかけでした。
今KIGIが運営するOFS(OUR FAVORITE SHOP)で木住野さんの個展が開催されているので、早速行ってきました。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2025/06/1-6.html
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2025/07/4-1.html
小田急線の登戸駅のドラえもんも。
田中一光のところで修行した廣村さんの事務所に11年間勤務して独立、師匠と同じくサインの仕事を皮切りにブランド領域までフィールドを拡げています。
僕が最初に木住野さんを知ったのは、銭湯のサイン、そして新宿のNEWoMANがオープンした時に実際に館内サインを見て、自分で調べたのがきっかけでした。
今KIGIが運営するOFS(OUR FAVORITE SHOP)で木住野さんの個展が開催されているので、早速行ってきました。
装丁はオールイエロー、小口もイエローです。
最近出版された木住野さんの著書「らしさの設計」は、個展が開かれることを知る前に購入して、1/3くらい読んでいました。
読んでいて思ったのは、やはりデザイナーには言葉、言語力が絶対に必要だということ。
デザイナーは、言ってみれば説得業であるのだから、言語はマスト中のマストなスキルだということを強く感じます。
そしてAIの台頭により、想いを言語化する技術、言葉は今後さらに重要なものとなっていくでしょう。
という前提に立ち、ここでは黄色い本からいくつか抜粋したセンテンスを掲載することにします。
ロゴだけが用意されているというのは、顔だけで身体がないような状態(P19)
僕の思うデザインというのは、何かと何かのあいだに挟まれるもの、コミュニケーションを改善する仕事です。(P222)
ある一定のラインまで「わかる」を注ぎ続けると、それが突然「できる」に転じる瞬間がやってくる。(P133)
そのとき、育ててきた個人の感覚と、
観察と思考のプロセスが、静かに作用し始めるのです。(P134)
人を排除せずに迎え入れているかどうかは、
空間の物理的な開放性だけでなく、
情報の在り方やそこに宿るアイデンティティにも表れます。(P73)
継続は、強い納得からしか生まれません。
すべては納得に向かっていくための過程です。(P165)
構造に向き合い、仕組そのものを考えることは、視覚表現を支える源流の仕事です。(P213)
体積がある状態に展開しうる人格をつくること、
点が面に変化するきっかけをつくること。(P20)
接点が乱立し、曖昧なものが溢れている世の中では、
目立たせようとしなくても、整っているだけで浮かび上がって見える。(P212)
考え抜かれたいいものは、往々にして、
前からそこにあったような顔をしています。(P216)
グラフィックデザイナーだったら、
きっとこうした途方もないあいだを見つめ続けることになるはずです。(P128)
デザインとは、目新しい何かを加えることよりも、
その対象の本当のところを知り、
立ち位置を見つけ、まだ言葉になっていない価値を
見えるかたちに整えていくことではないか。
今はそんなふうに考えています。(おわりに)
読んでいて思ったのは、やはりデザイナーには言葉、言語力が絶対に必要だということ。
デザイナーは、言ってみれば説得業であるのだから、言語はマスト中のマストなスキルだということを強く感じます。
そしてAIの台頭により、想いを言語化する技術、言葉は今後さらに重要なものとなっていくでしょう。
という前提に立ち、ここでは黄色い本からいくつか抜粋したセンテンスを掲載することにします。
ロゴだけが用意されているというのは、顔だけで身体がないような状態(P19)
僕の思うデザインというのは、何かと何かのあいだに挟まれるもの、コミュニケーションを改善する仕事です。(P222)
ある一定のラインまで「わかる」を注ぎ続けると、それが突然「できる」に転じる瞬間がやってくる。(P133)
そのとき、育ててきた個人の感覚と、
観察と思考のプロセスが、静かに作用し始めるのです。(P134)
人を排除せずに迎え入れているかどうかは、
空間の物理的な開放性だけでなく、
情報の在り方やそこに宿るアイデンティティにも表れます。(P73)
継続は、強い納得からしか生まれません。
すべては納得に向かっていくための過程です。(P165)
構造に向き合い、仕組そのものを考えることは、視覚表現を支える源流の仕事です。(P213)
体積がある状態に展開しうる人格をつくること、
点が面に変化するきっかけをつくること。(P20)
接点が乱立し、曖昧なものが溢れている世の中では、
目立たせようとしなくても、整っているだけで浮かび上がって見える。(P212)
考え抜かれたいいものは、往々にして、
前からそこにあったような顔をしています。(P216)
グラフィックデザイナーだったら、
きっとこうした途方もないあいだを見つめ続けることになるはずです。(P128)
デザインとは、目新しい何かを加えることよりも、
その対象の本当のところを知り、
立ち位置を見つけ、まだ言葉になっていない価値を
見えるかたちに整えていくことではないか。
今はそんなふうに考えています。(おわりに)
展示会場は、言葉の展示でした。
いかがでしょうか。
「そうそう」「うんうん」ですね。
繰り返しになりますが、コミュニケーションを視覚化するのがデザイナーの仕事ですが、視覚化することと同じくらい言語化する力が重要だということが伝わってきます。
状況やプロセスに自分なりの見解を見い出し、言語化する。
物事を整理する力と論理的思考は、仕事にとって必要不可欠だと改めて思いました。
それがないと人を説得し、合意形成まで持っていくことは難しい。
自分がもっとも響いたのは、冒頭に出て来る言葉です。
この本のテーマともいえるでしょう。
-----------------------------------------------
ロゴだけが用意されているというのは、顔だけで身体がないような状態(P19)
-----------------------------------------------
ロゴやマークという「点」を抽出し、それを「面=展開・システム」に変える。
要は顔(ロゴ)だけではなく、体積のある人格(システム)をつくることが、デザイナーの仕事だということが書かれています。
点を面に変化させるきっかけをつくることが「らしさの設計」だと。
デザイナーだけでなく、すべてのクリエーターがハッとする言葉ではないでしょうか。
自分自身できますか?
うなってしまいますね。
「そうそう」「うんうん」ですね。
繰り返しになりますが、コミュニケーションを視覚化するのがデザイナーの仕事ですが、視覚化することと同じくらい言語化する力が重要だということが伝わってきます。
状況やプロセスに自分なりの見解を見い出し、言語化する。
物事を整理する力と論理的思考は、仕事にとって必要不可欠だと改めて思いました。
それがないと人を説得し、合意形成まで持っていくことは難しい。
自分がもっとも響いたのは、冒頭に出て来る言葉です。
この本のテーマともいえるでしょう。
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ロゴだけが用意されているというのは、顔だけで身体がないような状態(P19)
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ロゴやマークという「点」を抽出し、それを「面=展開・システム」に変える。
要は顔(ロゴ)だけではなく、体積のある人格(システム)をつくることが、デザイナーの仕事だということが書かれています。
点を面に変化させるきっかけをつくることが「らしさの設計」だと。
デザイナーだけでなく、すべてのクリエーターがハッとする言葉ではないでしょうか。
自分自身できますか?
うなってしまいますね。
すべて黄色一色の展示
OFSの展示では、期待したような展示はほぼなくて、書籍のPRがメインでした。
真っ黄色な空間に書籍が積み上げられています。
上記に掲載した言葉も、その展示スペースに掲示されていたものを拾っています。
展覧会に行く必要性はあまりないですが、この書籍はバイブルとしてオススメです。
真っ黄色な空間に書籍が積み上げられています。
上記に掲載した言葉も、その展示スペースに掲示されていたものを拾っています。
展覧会に行く必要性はあまりないですが、この書籍はバイブルとしてオススメです。
クリエイティブに従事していたらきっと気づきのある書籍





