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「リネン女子」の本山 YAECA

ファッション
Jun 28,2017

デパートに行っても、大手のセレクトショップに行っても、みんな共通するところから買い付けしているので、どこの店に行っても同じブランド、同じようなアイテムしか置いてなくて、面白くないですよね。

やっぱり面白さは、その店だけのオリジナル商品にあると思います。

素晴らしいインテリア空間。一応ココ洋服屋ですよ!
ここ最近、メンズファッションの女子化が顕著で、またその逆もしかり、スポーツブランドの台頭で男女の区別がどんどんなくなる傾向にあると思います。
そしてハイブランドの低迷。
年齢も性別もなく、もちろん価格も、ブランドが有名か有名でないかも関係なく等価になって、上下左右もなくなってきている気がします。
自由と言えば自由だけど、キレとかエッジ、もっというと先端とか流行っていう価値観はもうあまり意味をなさないというか、、
以前はメインに対してのインディーズという構図だったのが、メインがなくなってインディーズばかりになり、メインの存在が成り立たなくなっている感もあります。
もう大企業の存続は今後厳しいんじゃないかなとすら日々感じているわけです。

今って食のジャンルに次々新しいものが出てきて消費を牽引している印象ですが、その流れの中でオーガニック、ヘルシー志向、モノを持たないライフスタイルなど、生活にも影響を与えているように思います。
そう、”意識高い系”と言われる人たちを多く生み出しているわけです。
その周辺には、もちろんヨガやマラソンなどフィジカル系の人もいますが、インドア派のクラフト、手芸、ジュエリーなど、ワークショップに頻繁に行く人たちが多く存在している印象です。
めっちゃ偏見だけど、後者のワークショップに行く系の女子たちは、カラダのラインが出ない長い麻のシャツワンピースを着て、少し前だとビルケンシュトックのサンダルを履いて、持ち手の長い布製のエコバッグを持っている印象 。
そしてパン屋にすごく詳しい 笑
僕は彼女たちのことを「リネン女子」と呼んでますw(時にカサカサリネン女子と呼んだり・・・失礼!)
VERYのギラギラ女子とは対極にある存在。
ヒールなんて絶対に履かない。(ルブタンとブラニクは敵みたいなw)
入口には何も看板がないので、ただの一軒家にしか見えません。
2階の窓から見える借景の緑が美しいです。
2階がメンズとレディスの洋服売場。
そうした女子たちの一部に今支持されているブランドの1つがYAECAでしょう。
先日、白金高輪にあるYAECA HOME STOREに行ってきました。
これがまた面白い体験だった。
食からファッションを発想するとこうなるのかなと感じました。
ファッションを制する者は、食も制する 笑
そもそも「リネン女子」の生息地には、雑貨・文房具好きの”ほっこり西荻・KITTE系”から、modeを通過した切れのある”北青山・mode派生系”まで様々な種類が生息しているのですが、YAECAの場合は後者でしょう。
ボーダーのTシャツを愛用しながら無印も守備範囲という前者とは違い、後者はエッジが立っていて総じて食への意識も高いのです。
「リネン女子」の中でも切れがある集団。
レジは1階。落ち着く素敵な空間
キッチンの隣にはフードショップがあります。
YAECAは2002年に誕生。
ロゴデザインは平林奈穂美さんです。
今年4月末に3店舗めとして、一軒家を改装したYAECA HOME STOREをオープンさせました。
1階はフランスのアンティーク家具や照明器具が配置された空間と、食品の「プレーンベーカリー」があります。
2階がメンズとレディスのショップ。
1階ではガラス張りのキッチンでつくられた、ポワラーヌみたいなオリジナルクッキーが買えます。
元々フランス人が住んでいた家をリノベーションしていますが、それがすごく気持ちのいい空間になってました。
媒体の写真で見るよりずっとカッコよかった。
バスルームが3つあって、女中部屋もあるという、かなりの豪邸。
たぶん建てられたのは70年代後半くらいでしょう。
物件は借りてるそうですが、庭を挟んで向かいにある大家さんの家もカッコよかった。
食とインテリア、そしてファッション。
この店に来る人は容易に想像できます。
たぶん、スタイリスト、編集者、クリエイター周辺が多いことでしょう。
ベストセラーのTシャツ。サイズがどんどんなくなってます。
土日には、この店にたくさんの人が”YAECA詣で”をするみたいです。
ものすごく不便でわかりにいくい場所にありますが、体験しないとわからない空間。
改めてデジタル媒体や雑誌を見るだけじゃダメだなと思いました。(展覧会に行くのと似ています)
また1つ勉強になった。
でも、この店で夜中まで1人で残業するのはちと怖いかも 笑

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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