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50年の歴史を持つパフェ 珈琲 西武

食べる
May 10,2018

やっとこの記事も公開できる順番が回ってきました 笑

新宿にある純喫茶の名店、西武です。

ここの名品はなんと言ってもパフェ!

1度行ってみてください。

中野ブロードウェイにある「デイリーチコ」と同じく、きっと驚くはずです。

50年続く味をぜひ堪能いただきたい
西武って名前はどこからなんでしょうね??
ミュシャみたいなアールヌーボーのデコラティブな書体は、全然西武(西部)じゃないし、西武新宿??違うだろうな。
店名の由来はわかりません。
クラシックなサイン
お見せはビックロの裏にあるビルの2階と3階。珈琲の書体もクラシック
エントランスにはお約束の豪華な食品サンプル
2階は喫煙、3階が禁煙席になっています
食品サンプル、ナポリタン、パフェ、モーニングセット、ビロード素材のフカフカのソファ席、
純喫茶の重要要素がすべてパーフェクトに揃っている店です。
大型喫茶店の古き良きシステム、貸会議室もあります。
喫煙もOK
これだけ要素が揃っていると、他の純喫茶の追随を許さないですね。
しかもタバコが嫌いな人でも大丈夫。
2フロアあって、禁煙と喫煙で階が分かれています。
ステンドグラスの照明を大きく導入したインテリアも特徴的。
本当は2階の方が広くて、内装も凝ってていいのだけど、僕はタバコを吸わないので、いつも行くのは3階です。
3階は古いようで新しい。
Wi-Fi環境も整っています。
チョコレートパフェ。デカイ!
ナポリタンと一緒に。もちろん粉チーズで!
昭和39年創業。
以前このブログでも紹介しましたが、同じ新宿駅近くの小田急ハルク1階にある「珈琲ピース」、新宿3丁目の「名曲喫茶らんぶる」などとほぼ同級生です。
何度も書いちゃいますが、東京都心部で50年に渡って店を続けるって本当に希少なことだと思います。
ヨーロッパなら普通に残っているものが、東京にはまったくない。
子供の頃に、親に連れられて行った店がほとんど残ってないのです。
これは本当に残念ですよね。
自分の生まれ育った街・新宿には思い入れがあるというのに・・・
満席だったスターウォーズを真ん中の通路に座って観た歌舞伎町の「ミラノ座」も(昭和の映画館は、席が予約制ではなくて、どこに座っても何度見てもOKだったんですよ、だから面白かったら居座って3回くらい繰り返して観たものです。もちろん立ち見もOK)、友達と朝までボーリングをして遊んだ「ミラノボウル」もない。
名曲喫茶「スカラ座」「王城」「上高地」「ミカド」、そしてこのブログのタイトルに拝借した「談話室滝沢」も今はない。
高木完や藤原ヒロシ御用達のツバキハウスも、ニューヨークニューヨークも、第3倉庫も、もちろんない。
おまけにコマ劇場や厚生年金会館までなくなってしまいました。
そのうちアルタもなくなってしまうのじゃないか心配です。
(一方で「DUG」「どん底」大好きな「アカシア」「イーグル」はまだある!よかった)
バナナパフェ
メロンパフェ
さて話を戻して珈琲西武ですが、
やっぱりここへ来たらパフェでしょう。
たくさんの種類があります。
そしてこれがデカい!
ソフトクリームがそのまま突き刺さってますから。
ナポリタンを注文して一緒にパフェを食べる、それが自分のお気に入りの西武の王道コースです。
やっぱり純喫茶にナポリタンはハズせません。
皆さん、新宿で映画を見た帰りにはぜひ珈琲西武へ。
いえいえ、映画は見なくてもパフェを食べに行く目的でも十分楽しめます。
50年の歴史の味を是非新宿で味わってください!

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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