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好きの反対語は何でしょうか?

仕事
Nov 30,2018

会社を始めた頃は、できれば好きな人、同じ方向を向いて仕事ができる「仲間」と共に働きたいという想いがありました。

大きな会社に在籍していた時は、そんなことはほぼ不可能で、共通点のない人が多く(いや周りのほとんどがそう)、趣味も指向性も違って、話もあまり噛み合わない人たちと働かなければならないシーンも多かったように記憶しています。

しかしクリエイティブで勝負していくなら、ある一定の価値観は共有している必要がある。

当初はそんな風に考えていました。

今年スタッフみんなからもらったサンクスカード
もうあまり嬉しくないのですけど、今年も自分の誕生日が来てしまいました。
いやぁ、子供の時はあんなに楽しみにしてた誕生日なのにねぇ。
家で食べたアンヌ隊員の手作りアップルパイ、おいしかった。
うちの会社では誕生日にサンクスカードというものを書いて、本人に手渡すという社内ルールを作っています、
これをやり始めた頃に考えていたこと、
それは他者に対して関心を持とう!ということです。
特に僕たちのように、毎日PCに向かって個人の裁量で業務を行うシーンが多い仕事は、社内で必要最低限の会話しかせず、他人との関係が希薄になりがち。
最近では言いたいことは、すべてチャットワークで伝える会社も多いと聞きます。
しかし、同じ場所で働くスタッフなのだから、自分との共通点を見つけたり、少しだけでもいいからお互いどこかで関心を持ってもらいたいと思っています。
それが一緒に働く上で大切なことなのじゃないかと。
関心→仲間に感謝と敬意→信頼
そうすれば必ず仕事もうまくいく。
当時三越と合併前の伊勢丹でも同じような社内ルールを設けて、お互いにメッセージを交換し、日頃の感謝を述べ合うことで、結果それ以前より売上が10%伸びたという事例がニュースで紹介されていました。
それを見て、うちと同じことを上場企業でもやってるんだなぁと少し驚いたものです。
感謝の気持ちを伝えることは大切なんだなぁ。
人を褒めるには、その人をきちんと観察しなければならない。
適当にカードは書けないのです。
他人のよいところをきちんと見て、自分の言葉で感謝の気持ちを相手に伝えること、そうすれば必ず相手に響きます。
他人について何かを書くという行為は、関心を持つことがまず大前提なのです。
表紙のイラストとか凝ってますよね
スタッフが描いたちょっとしたイラストが入っていた可愛いです。
先週、自分もサンクスカードをもらいました。
感謝の気持ち、スタッフからの言葉の数々に、グッときましたね。
やっぱりみんなのために、できることはすべてやろうと、心構えを再認識したり、
みんなも頑張っているんだから、自分ももっと頑張ろうと気持ちを新たにしたり。
ダメならダメで仕方ないけど、前を向いてできるだけやってみようという気持ちがまた込み上げてきました。
自分で発案したサンクスカードですが、自分も鼓舞されている気がします。
課題は人数が多くなってきたことで、直接仕事を一緒にしていないスタッフが増えて、なかなか具体的な感謝の気持ちを伝えにくくなってきたということでしょうか。

ところで
タイトルに書きましたが、好きの反対語はなんだか知っていますか?
嫌い?
いえ違います。
答えは「無関心」です。
一緒に働いている相手に無関心でいてはならないと思います。
若い世代は、会社で一緒に働く人に対して「仲間」という意識は既にないかもしれません。
しかし同じ業務をしていて、その人たちがどんな人なのか、何に喜びを感じているのか、それを別に知りたくもないという状況は作ってはならないと感じています。
そんなチームでよい仕事ができるわけがありません。
ん?ナパへ?
これがお祝いメッセージなのかナゾですが・・・・
なぜタキシードを着ているのかナゾですが・・・・・。
家では家族がお祝いをしてくれました。
アンヌ隊員の手作りシチューにアップルパイ。
似顔絵やカード。
何も言ってないのに、会社のルールは家にも浸透してるのか???笑
家族なのでそのままは当てはまらないかもしれないけど、スゴクわかりやすい形で好きの反対が無関心ということが、よくわかる事例だと思いました。
そういえば、カフェに60人くらいみんなが集まってくれて、ビックリ誕生日会を開いてくれてから、もう5年なんですね。
あの時は本当に涙が出た。
嬉しかったなぁ。

びっくり誕生日パーティ
誕生日当日に箱が届きました。
もう1つびっくりしたのは、ユナイテッドアローズから当日に誕生日プレゼントが届いたことです。
コレ、無関心ではないということですよね?ww
中身は英国製のバッグでした。
これにはちょっとオドロキです。
会社のルールなのかな、それともスタッフの裁量?
でも誕生日にプレゼントが送られてきたのは初めてです。
UAからお歳暮やお中元は届きますが、誕生日に届いた箱を見て、人の琴線に触れること、ベタでもいいから言葉を送ることは会社のルールでもいいからやるべきだと思いました。
誰も悪い気はしないのです。

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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