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3年続けて世界遺産を見に行く夏休み

旅
Sep 08,2020

ニュースで見ましたが今年の夏休み、旅行に出かけた人は前年の半分だそうですね。

GO TOキャンペーンもあったけれど、東京は除外だし、お金の問題ではなくて心配ですものね。

旅行だけでなく、会食もまったく行かなくなりました。

たぶん自分も半年くらい人と会食してないです、、、汗

河口湖にできた新しいホテルに泊まりました
そんな今年の夏休みですが、一泊だけ河口湖に行ってきました。
一泊だけなんで、行って温泉に入って翌日帰るという慌ただしいものでした。
もうちょっとゆっくりしたい気持ちもありましたが、今年はこれで十分かなぁ。
仕方ないです。
河口湖の遊覧船は1時間に1本くらい出てます。
河口湖は小学校か、中学校の時に行ったことがあります。
富士五湖の1つですね。
あと、父親の個展を湖畔のギャラリーで開催した時に行ったのが10年くらい前。
観光地ってほどでもないし、静かな町だなぁという印象。
実際に行くと、河口湖のデカさにびっくりします。
周りの環境に溶け込むエントランスデザイン
泊ったのは「ふふ」というホテルで、河口湖にオープンしたのは1年くらい前。
まだ新しいホテルです。
ふふのシリーズで、最初にオープンしたのは熱海。
オープン当初の10年くらい前に、熱海の方には泊ったことがあります。
羽田空港にもお店がある「つるとんたん」の企業が運営してますが、食事にデカい皿に入ったうどんは出てきませんw
館内にも木がたくさん使われています。
部屋のインテリアは素敵でした。
ここのウリは、全室に富士山が見える露天風呂がついていること。
もちろん天然温泉です。
でも広いお風呂の方が気持ちがいいので、そっちに入っちゃいますけどね。
32室しかないので、人に会うことがほぼありません。
朝晩のレストランでの食事含め、館内はホテル常備の部屋着でOKですが、ほとんど人には会いませんでした。
部屋の露天風呂といい、カップルやお忍びの人にはいいんじゃないでしょうかw
ウリは何と言っても部屋からの景色でしょうね。
館内のあちこちに多くの植物が置かれていて、お風呂の石にも溶岩が使われていたり、周囲の自然と一体化するようにデザインされてます。
一応ラグジュアリーホテルと位置付けられているだけあって、建築とインテリアは凝ってますね。
誰が建築してるのかをホテルの人に聞いてみたのですが、社内チームとのことでした。
部屋のインテリアはグレージュベースで統一されており、ルイス・ポールセンの照明、B&Oのスピーカーなどなどが置かれています。
富士山が主役なので、それ以外は抑えてモノトーンとしているのでしょうか
電話だけはうちと同じプラスマイナスゼロでしたけどw
食事はとても美味しかったです。
河口浅間神社は入り口から巨木が並んでます。
写真じゃ伝わらないですが、もの凄く巨大な杉の木。
翌日は周辺で少し遊んで帰りました。
まず富士山を信仰する神社として世界遺産にもなっている河口浅間神社。
富士山の噴火を鎮めるために、平安時代の865年に建てられた神社です。
ここには天然記念物にも指定されている、樹齢1200年を超える7本の杉があります。
同じ場所に巨木が7本集中して生えている貴重な場所。
それぞれの杉に名前がつけられていますが、幹の周りは7メートルもあるんですよ。
日本人が古来から滝に打たれた母の白滝。写真は父の滝。
そこから少し離れたところには、母の白滝という滝があります。
平安時代から富士山信仰の拠点として、河口浅間神社からこの滝を巡るのが、参拝の定番コースだったという背景があります。
神秘的な水の聖地として多くの人が禊を行ってきた場所です。
徒歩でなければ行けない、奥まった場所にあります。
冬は凍ってしまうようですが、その情景も美しく、夏は気持ちがよかったです。
すぐそばには母の白滝神社があります。
そして、そこからさらに上に上ると父の滝も。
このあたりは、すごいエネルギーを感じるスポットでした。
鳴沢氷穴では夏だからか天井までの氷の柱は見られませんでした。
そこから車で20分くらい、青木ヶ原樹海に入ったところに天然記念物の鳴沢氷穴があります。
平安時代の噴火でできた、溶岩の穴なのですが、読んで字のごとし、地上に降った雨が溶岩の中を通って天井からしみ出して凍り、天然の氷ができる穴なのです。
氷穴内の年間の平均温度は0~3度。
江戸時代には、おかみに献上するための氷の貯蔵庫として、大正時代には氷式冷蔵庫の氷として利用されました。
中に入るとすごく寒く、小さい穴が急角度で下に伸びています。
通常はヘルメットをしないと入れないのですが、感染予防でメットなしでした。
本当は天井からのつららが床とつながって氷の柱が見られるはすですが、夏だからつららと床の氷はまだつながっていませんでした。
迷路のような青木ヶ原の樹海を分け入った場所にあるのですが、これを最初に見つけた地元の人ってスゴイなぁと。
江戸時代の人が歩いてここまで来て見つけたことにオドロキです。
貴重な体験ができました。

ということで、
昨年に続いて、国内の世界遺産と山岳信仰の聖地を見てきました。
ベトナムのホイアンに始まり、世界遺産を訪れるのは3年連続です!
1200年前から日本人は、富士山にこうして祈りを捧げていたのですね。
もう1度来たい場所でした。

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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