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小学校最後の自由研究は、STAY HOME

私の履歴書
Sep 17,2020

既にレガシーなメディアとなってしまったこのブログを書き続けて、もう10年になります・・・

始めた時には世の中にその言葉すらありませんでしたが、Webマーケティングを会社で実践してみようというのが発端でした。

自分が書きたいわけではありませんでしたが、嫌がるスタッフのモチベーションを上げるために、じゃ手本として松本が率先して、まず半年だけ先にやるからついてきて欲しいと伝えたのが、2010年の夏。

窓には透明のプラスチックが貼ってあります
書くことないし、困ったことなど数知れず。
でもできるだけ毎週、それを10年も続けていると、発見もあるものです。
驚くことが3つありました。
1つ目はブログを読んでくださっていた、イタリアナポリの高級シャツブランドを運営する経営層の方から青山のお店の設計を依頼されたこと。
すごく嬉しかったですね。
2つめは小説家の片岡義男さんから、自身の単行本に父の作品を掲載したい、それだけでなく僕のブログの記事も掲載させて欲しいという依頼がきたこと。
大御所からの依頼にビックらこきました。
最後は、娘の夏休みの自由研究をアップしたら、テレビ朝日から娘への出演依頼が来たことでした。(結局出演しませんでしたけど)
Webマーケティング戦略での効果がどうこう言う前に、ただただ驚くばかりです。
経緯はわかりませんが、見ていてくださる人もいるのですね。
単純にインターネットってすごいなと。笑
ホントに今回は大作でした
今回は3つ目に関係があります。
昨年小学5年生の娘が、絶滅の危機に瀕している大好きなトラのことを自由研究のテーマにして、レポートと模型を提出したのですが、そのことをブログに書いたところ、なんとテレビ局から取材が来たというw
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2019/09/post-72.html
娘曰く、小学校の生徒の自由研究のテーマは、ほとんどが理科に偏っていて、優等生的な発表ばかりでまったく面白味がないと。
(その理科の自由研究が毎年賞を獲るんですが)
ああいうのは自分はやりたくない(迎合したくない)、自分が好きなことをしたい、というハッキリした意見を持っておりw、毎年自分が訪れた場所や好きなものを模型で作っていました。
しかし今年はコロナでどこへも行けず、どうするのかなぁと思っていたら、、、。
こちらリビングルーム。ソファはフェルト貼ってます
実物と比べると、なかなか忠実にできてます
子供部屋。2段ベッドがサイコー
今年のテーマはSTAY HOME
家にいる時間が長かったから、松本家の日常を紹介する。
家の模型を作りたいと彼女本人から意思表明が、、、。
確かに緊急事態宣言下で、家族全員がずっと家にいて、ギターを弾いたり、トランプをしたり。
2~5月は、毎日がそんな日常でした。
でもその期間ですごく楽しかったのが、小6になった彼女が毎週企画してくれた運動会。
家の中での障害物競争、屋外でのリレー、毎回風船やバトンなどの小道具が用意されていて、本人からの開会宣言、黄色いメガホンでのルール説明から始まるのがお約束でした。
そのユニークな発想がホントに楽しいイベントで。
そんな体験をした家を、模型で紹介したいとのこと。
こちらキッチン。冷蔵庫あります
最初に完成したのがトイレ。リモコンがいいね
いつものように模型の材料を買って、制作に着手しましたが、小学校最後の自由研究は大きい方がいいとのことで、例年よりサイズを大きくして作ることに。
しかし、今回はサイズもデカいせいか、かなり時間がかかり、手伝ってあげないとできない個所も多々あり。
登校日前日の夜にパワーポイントのレポートを速攻で書きあげて、なんとかギリで完成させました。
クラスの中で、パワーポイントを使ってレポートを提出する子は2人くらいしかいないそうですが、本人は昨年の自由研究で40ページものレポートを書き、渋谷タブレット賞を受賞しているので得意だそうで(ホンマかいな)前日に短時間で手抜きかってくらいの速さで、速攻で書いてました。
このあたりは自分の仕事の進め方と似ています、、、汗
速攻で書いたレポートは24Pありました
障害物競走をした廊下の模型
こちら完成の全体像です。
もう提出したあとなんで、どのような結果なのかわかりませんが、ただでさえ自由研究で工作を持ってくる子はほとんどいない中で、あのデカい模型を出すのは相当に目立ったはず。
まぁでも自分の好きなこと、やりたいことをした方がいいんです。
みんなが理科のレポートを提出して賞を獲りにきていても、そちらを向かず、やりたいことをブレずにやる意思を持つことを褒めたいなと思いました。
そうすれば、ここに書いた冒頭の父の話のように、きっとどこかで誰かが見ていてくれると思います。

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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