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夏休みの自由研究とオリンピック

私の履歴書
Sep 07,2021

パラリンピックが終わりましたね。

60年ぶりのオリンピックと言って、世間は騒いでいた割に、なんだかあっという間に終わってしまいました。

本当に東京でやってたの?とすら思います。

都内のあちこちに突貫工事で建築されたホテル、次々リニューアルされた駅、全く変わってしまった渋谷の街。。。。

そこにノスタルジーなど感じる暇はないくらいに、急激なスピードで変わってしまった。

天文学的な桁のお金が動いたと思いますが、ホントに今やるべきだったのか??

1964年のオリンピックの時にも首都高が作られたり、特急で街の整備が進められましたが、その分、日本橋の橋の上の高速に代表されるような、情緒ある街の景観は失われた部分もありました。

経済だけを優先して強引に推し進めた結果、忘れられたものがあったのじゃないだろうか、

急いで建てたにも関わらず、人のいないホテルを見るにつけ、従事している人たちは大変だろうなぁと思う反面、これが普通、これでよかったのではないかと感じることがあります。

タイトルは自分で描いて自分で切って
さて、そんなノスタルジーに浸っている暇はありません。
今までも何度か夏休みの自由研究の話をここで書いてきました。
松本家では、この毎年の自由研究の管理担当は自分なのですが、今年もやってきてしまいました。
いったい、いつまでこれをやらねばならないのかと。
いえ、担当するのはいいんです。
問題はやる気がない本人に、毎回何度も言わなければならないストレスです。
やらない、彼は本当にやらない。
まずは白と紺色の紙を丸く切ります。
今年は緊急事態宣言で、夏休み明けの登校が1週間伸びました。
しかしそれでもほとんど進まない。
うーん、、、、、
結局完成は始業式の前日です。

たくさんの問題が噴出し、クオリティも残念だったオリンピックの開会式で、唯一面白かったのはピクトグラムの演出でした。
それを一緒に見ていて、自由研究のテーマはピクトグラムにすることにしました。
って、ここまではいいんですけど、、、、
そこから1ヵ月以上、同じことを何十回も言わねばならず。
モチーフは何も言われなくてもパワポに自分でまとめてました
まず、円と直線で単純化して描かれたオリンピックのピクトブラムを切り絵で作ることにしました。
学校から配られているPCで、自分の好きなオリンピックのピクトグラムを検索。
何度も円と直線で描くんだよと伝えるのですが、小学3年生にとってこれを理解するのはなかなか難しいらしく、
ここ違うから直してみてと伝えるのですが、直すのも嫌みたいで、結局このセオリーは理解できなかったかも。
最初はコンパスで円を書いて切り抜こうとしてましたが、それだと膨大な時間がかかることが予想されたので、コンパス使わなくていいから手描きにしたら?と。
(コンパスの円だけ描くのに数時間かかっているのを見て、、、、)
ネイビーの紙を切り抜いて、なんとか、6個のピクトグラムを作りました。
ちょっとスケボーは難しかったみたい。
自分で作るオリジナルピクトグラム
その次は同じように、自分の夏休みの生活をピクトグラムにしてみる。
夏休みの生活から6シーン考えて描きました。
これはオリンピックのピクトグラムのセオリーを、そのまま自分の日常に当てはめてみよう!っていうことなんですが、やっぱり円と直線という法則のがわかってないと難しく。
小3には難しかったですね。
描き直しもあって、ここに一番時間がかかりました。汗
まぁ、やらないんですよね。
このレポート作りがまったく進みませんでした。。。
最後にピクトグラムの特徴をレポートにまとめて、ボード3枚で提出です。
ここもね、本人は書く内容をあらかじめ下書きでパワーポイントにまとめていましたが、その先まったくやらないので、仕方なくヘルプです。
小3でもパワポを使う方が好きなのか、その方が簡単だからなのか、紙を切って貼るというアナログな作業はまったく進まない。
デジタルデバイスがあることで、自分が小学生の時とは考え方も大きく違ってることを実感。
上の兄弟たちともまったく違う傾向で、なんか考えちゃいました。
渋谷区にタブレットが導入されたのは2年前。
学習の仕方に大きな変化が起きていることを如実に感じました。
切った紙を黒いボードに貼ります。
学校は相変わらず、理科の実験のような検証型のレポートに重きを置いていますが、
そしてそれをデジタルでまとめることに重点を置いているようですが、
今年も松本家は一切無視ですw
やりたいことをやる、ぶっちぎりでやってます笑
東京オリンピックの競技、何だかわかります??
夏休みのオリジナルピクト。遊び、プール、シャワー、勉強、テレビ、ご飯
あとはもう流れ作業です。
時間もなくなってきているのでフキダシのサイズだけ書いてあげて、中の文字書いて切らせたり、貼るのはお姉ちゃんが手伝ってあげてました。
結局登校日の前日にバタバタ作っている状況で、夏休みの延長は何だったんだと。。。。
唯一褒めてあげるとすれば、切ったタイトル文字ですね。
「オリンピックとピクトグラム」っていうタイトル文字は下書きなしで切りましたが、リズムがあってセンスを感じます。
偶然かもですけど、、、、w
それ以外はグダグダでした。
完成したのは前日の夕方、徹夜にならなくてよかった、、、
完成した成果物だけ見るといいじゃん!って思ってくださる人もいるかもしれませんが、
うちも他の家庭同様、やらせることが大変な重荷となっております、汗
どうにか完成して良かったけどね。

学校の勉強が嫌いなのは仕方がない。
でも勉強じゃなくても何でもいい。
時間を忘れて集中できることを何でもいいから見つけて欲しい
それが彼にとってはクリエイティブではないんだなぁということはわかりました。
じゃ、、、、何なんだろうか????汗

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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